第13回 何かをできなかった時に他人・自分を「叱る」ことが良いのか?

OneSelFの水野です。
本日はトレーナーやセラピスト/トレーナー教育システム構築をしている立場として
「叱ることが良いのか」
という視点で話をしたいと思います。
本日の参考文献はこちらです。
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/0729436032000168513
Exploring first‐year academic achievement through structural equation modelling
Kirsten McKenzie , Kathryn Gow Robert Schweitzer
最近、話題のセルフ・コンパッション(self-compassion)研究の関連上にあるような文献の様です。
セルフ・コンパッションとは、自分に対する「思いやり」とか「優しさ」とか表現されます。
ありのままの自分を受け入れるとか、そんな表現をされたりします。
そんな話をされると
「そうだよねー」という人と、「んー」と嫌悪感を招く人がいます。
自分はどうかな、、、と思っていて、知らないことが嫌悪感を招くことにつながりかねないので、本を読んだり、文献見てみたり、、、とさまざま勉強中です。
今回の研究は ざっくり理解すると
自身でできることを考えて実施しているか
という視点で
学業のパフォーマンスを見ている内容で
自身をコントロールできていたものの方が成功するパフォーマンスが良かったというものです。
パッと見てわかるグラフがなかったのでAbstractで失礼します。

ちなみに内容は結構複雑で、詳細は水野も完全に読み解けていないので
興味ある方は参考文献ご覧ください。
ちなみに、当たり前のようですがなるほどと考えさせられる内容です。
セルフ・コンパッションも含めて捉えると、
自分を「甘やかす」という考えではなく
何かできなかった時に「お前はダメだ」という声かけでもなく
その人を捉えて、「現状でどうしていこうか」と考えて
トレーニングもリハビリもしていくことが大事
なのだと感じます。
自分も2,3年目くらいの調子が良かった頃、対象者に提示したメニューができていないとストレスを感じる頃がありましたが
とても未熟だったと感じています。
その人がどうしたらなりたい方向に行けるのか
リハビリであれば怪我の復帰、ダイエットであれば体重のコントロール などなど
ともに考えていく姿勢が大事であると思います。
ちなみに自分にも言えることであると思うので
常に自分も「次をどうしていこうか」という思考で日々過ごしていければと考えております。
そんなマインドの話で大変恐縮ですが、本日の内容はここでしめたいと思います。
本日もありがとうございました!